和もの・和裁・・・「和」をテーマにした手芸の話。
和ものと言えば、ちょっと前までは、当たり前のように和裁だったんですけど、今は「和」をテーマにした手芸がいろいろ登場。秘かなブームとして、息のない手芸の分野になってきましたね。

ブームの先駆けとなったのは、着物のリメイクでしょうか。
着なくなった着物をスカートやジャケット、余り布でバックと大変身。母や祖母の思い出ある物も、タンスにしまっておくより、使ってあげる方が喜んでもらえる!という考え方ですね。
普段着の着物をリメイクするのがほとんどですけど、中には訪問着や留め袖など、豪華な着物をドレスに仕立てるような本格派もありますよ。

でも、着物を持ってなくても、最近では着物柄の布がたくさん売られていますよね。浴衣地だって、化繊の手頃なものがたくさん。キャラクターの柄は子どもたちも大喜びです。ミシンで縫う浴衣は夏の定番になってきました。

手芸で言えば、和布を使って作る小物達なども。和布のぬいぐるみたちもかわいいし、インテリアもなかなか。がま口バッグやバンブーのハンドルのバッグも素敵ですよ。

・・・ということで、ここでは、「和」をテーマにあれこれ集めています。
和布は外国の方にも大人気。例えば簡単なコースターでも贈り物にはぴったりです。
難しい・・・と思っている方も、軽い気持ちで、読んでいただけたらうれしいです。

●List of articles●

2019/12/11
着物は売らずにリメイクしてほしい

…最近、やたらに着物を売るCMを目にします。 別にそれを非難するつもりはないんですよ。ただ、なんとなく、寂しい気持ちになるだけで。   だって、着物って特別なもの。 いくらCMで高く買い取るとか言っていても、もらった時の […]

2019/09/13
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「加賀ゆびぬき」を見たことがありますでしょうか? 金沢の伝統工芸品で、色とりどりの絹糸で作られたものです。 非常に美しいものですが、もともとが実用品。お針子さんが、余った糸などで自分用の「ゆびぬき」を作ったものだそうです […]

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改定版がでる本にはずれなし!だって、人気があるから再販されたり、改訂してさらに「売ろう」と出版社が思うわけですからね。 今回取り上げるのは、2015年に発刊された本の改定版です。 〈ブティック社〉かたちがステキな和布のバ […]

2019/07/04
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2019/06/14
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2019/05/01
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