太さいろいろ「レース糸」の種類

update:2020/03/30

レース編みをやってみたい!
でも、レース糸にも太さがいろいろあるのはご存じですか?
そして、今さらな話ですが、改めてキチンと確認したい人のために…。
 

レース糸には、太さに色々な種類があります。
一番ノーマルなのは、40番。8号のレース針を使って編むのが一般的です。
 
これを基準にして、数字が大きくなると、より細く、小さくなると太くなります。ちなみに、レース針も同じですよ。
 
多くのレース編みの本が、この40番で紹介されています。
最近では、初心者向けなどで20番の糸ですぐ編めるレース編みの本もありますが、そちらが例外。手芸店に行っても、この糸は3個パックなどの安価なものもたくさん出ています。
これで、モチーフをつなげてテーブルセンターを作ったり、方眼編みでクッションを作ったり、多くの大作も作られていますよ。
 
40番の次に、多くの手芸店で揃えてあるのは20番でしょう。100均などで見かける糸もコレ。2〜4号針くらいまでで選ぶのが一般的かな。

初めてレースを編むなら、この太さを選ぶのがおすすめです。糸の色数も多いし、比較的すぐ編めるので、例えばランチョンマットとか、コースターなんかを編むのもいいですね。糸が太めなので、洗いざらしにアイロンだけでも、しっかりとした仕上がりのものができます。
 

一方、レース編み上級者へ向かうなら、50番以上で編んでみたくなるでしょう。
これは、細いですから、40番と比べても、繊細できれいな仕上がり。
アイロンをしっかり掛け、ノリで仕上げましょう。
しかし、こちらも最初は小さなものから始めるといいですね。モチーフ編みなら、1枚あたりは小さいし、頑張れば大きなテーブルクロスなどにもなりますから、チャレンジしてみてだくさい。

 
…ちなみにですが、筆者の50番デビューは、知人の結婚祝いに送った、方眼編みのテーブルセンター。バラの柄が本当に美しかったのですが、終わらない、終わらない。。。
しかし、方眼編みゆえ、途中で止めて小さなものに変更しよう、というわけにもいかない。
完成したときには、あげるのが思わず惜しくなりましたね(笑)。
 
レース糸は、日本ではほとんどがコットンの糸ばかりが目につくと思いますが、シルクはリネンなどもあります。素材選びも楽しいです。
 
いろいろ、楽しんでくださいね。
 
 
(2019年5月6日初出、2020年3月30日改訂)
 

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