はじめてさん!のための「基本の3種のレース編み」

update:2020/02/28

レース編みをやってみたい!
では何から始めましょう!
 
レース編みと言えば・・・細い糸を細いかぎ針で細々と編んでいくイメージ?テーブルクロスとか、ランチョンマットとか?
 
実は、レース編みというのは結構種類が多いのです。日本で一般的に、気軽な手芸として楽しむレース編みと言えば、かぎ針1本で編むタイプですけど、それも編み方(パターン)には種類があります。
 
→まずは基本の「き」。ロングセラーのレース編みの基礎本です。一冊はもっておくと、初心者はもちろん、経験者になっても、手もとにおいて活躍します。
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では、基本を押さえたところで、日本でポピュラーなレース編みを3種ご紹介しましょう。すべて、かぎ針編みです。

 
まずは、初心者が初めてやるなら「モチーフ編み」からがおすすめ。
四角や丸などの小さなモチーフをつなぎ合わせて一つの作品に仕上げます。
 
なぜ、これが初心者にオススメかと言えば、モチーフは基本的に小さいからすぐに編み上がるから、という単純な理由。もし、テーブルセンターを作ろうとして、モチーフを30枚編む予定だとしても、10枚で挫折してしまうかもしれません・・・初めてさんだとね。。。でも、10枚でもつなぎ合わせれば、なにかしらの作品になります。ランチョンマットにしてもいいし、ドイリー(花瓶敷き)にしてもいい。
中途半端で投げ出してしまうと、また作ろうという気がなくなりますからね。とにかく、完成させた方がいいです。
 
・・・ただし、モチーフ編みの弱点が一つ。糸の後始末が面倒くさい。。。モチーフ10枚なら、10枚分の後始末を、一つ一つ丁寧にしないといけませんし、それにプラスして、モチーフをつないだ時の糸の後始末もあります。
これがけっこう大変。そのため、筆者はモチーフを編み上げる度に、糸の後始末をしてしまうことにしています。もちろん、あとで一気にまとめてやる人もいますし、これは人それぞれですね。

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次に、筆者の一番のお気に入り。「方眼編み」について。
これは、方眼のマス目のように編んで、模様を描く編み方。例えば、市松模様などは、もっともシンプルな方眼編み。透かすマスと塗りつぶす(編んで埋める)マスと交互に配置するように編んで行けば、市松の方眼編みになりますね。こんな感じで、さまざな模様(幾何学から、動物、花など、なんでもOK)を編み込んでいきます。
 
編み方は、鎖編みと長編みの2種類をマスターすればいいだけですから、編み方としてはもっとも単純ですよね。でも、模様が出てくると楽しくて、楽しいレース編みですよ。
ただし、ある程度大きなサイズのものにしないと、複雑な模様は編めないんですよね。しかも、シンプルな編み方ゆえに、きれいに編まないと、模様も歪んで不細工な仕上がりに。。。
ですから、簡単そうでいて、初心者にはちょっと、オススメしづらい編み方です。
 

そして、最後は「パイナップル編み」。これは、ネット状に編んでいくもの。パイナップルのように編み目が見えることから、この呼び名で呼ばれています。
編み方は、基本は中心から外に向かって、少しずつ増目をしながら、編み広げていくことで、模様が浮かんばせていきます。一般的には、上記の二つに比べると、上級者向けのレース編みという扱いになりますね。
 
・・・そうは言っても、別に同じかぎ針だし、技術的にはモチーフ編みができる人なら、パイナップル編みだって、できないということはありませんよ。ただ、模様を出すのがちょっと複雑なので、編み間違いをしがちということだけ。そして、一箇所でも間違うと、模様全体がくずれて、仕上がりはサイアクです。でも、慎重に編み図を見ながら編んでいけば大丈夫です。
 
ということで、レース編みの代表的なものを3つご紹介しました。
でも、これは日本の手芸での話。世界中にレース編みがあって、編み方もいろいろ、針もいろいろあります。でも、まずはこれでレースに親しみましょう。
 
 
(2019年5月3日初出、2020年2月28日改訂)

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