update:2019/07/02
この数年、目にするようになった「オヤ」。
トルコの伝統工芸で、トルコ語で「縁飾り」の意味だそうです。
ですから、出始めの当初は、レース編みのジャンルの一つとして本も出ていました。
しかし、今はビーズを編み込んで作るビーズクロッシェだったり、刺しゅう糸や縫い針を使ったりするパターンで、刺しゅうのジャンルとして紹介されるパターンもでてきたり、元々は縁飾りですが、アクセサリーづくりとして紹介されたりしているようです。
ここでは「ビーズクロッシェ」とします。日本では、かぎ針・ビーズを用いるのが一般として浸透しているようなので。
ビーズを使い、小花などを編み込みながら、スカーフなどの縁飾りに用いるのが「オヤ」です。
いまや、トルコの「オヤ」は世界中の手芸ファンの共通単語として認識されています。
女性たちを彩る(隠す)スカーフに縁取られる、華やかな花々。素敵ですよね。
この数年、オヤの本を日本でもたくさん見かけるようになりましたが、集大成的にでた本があります。
〈高橋書店〉トルコの伝統手芸 縁飾り(オヤ)の見本帳
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トルコの伝統手芸 縁飾り(オヤ)の見本帳 (暮らし充実すてき術) 新品価格 |
モチーフが585種掲載されていますが、解説はありません。写真のみにビジュアルブックです。しかし、きちんとしたアップ写真が掲載されていますので、経験者なら、ある程度真似て作ることは可能でしょう。
作り方解説の本と組み合わせれば、非常に役に立つ本となります。
…とにかく、見ていて飽きのこない本。
オヤ好きなら、手もとにぜひ1冊!です。
(こういうビジュアルブックは、なかなか再版されることはありませんので、店頭に出ているうちに買って置いた方がいいですよ!古本になってしまったら、急に値段が急上昇する可能性アリです)
念のため、解説つきの本のおすすめも!
もちろん、はじめてさんはこちらからドウゾ。
〈グラフィック社〉ビーズの縁飾り Vol.1
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オヤで調べると、最近はアクセサリー本ばかりですが、やはり、基本の縁飾りがおすすめです。スカーフはもちろん、ハンカチやブラウス、ジャグカバーにもいいですね。vol.3まででている人気シリーズです。