はじめてさんの「マフラー作り」の落とし穴!?

update:2019/05/11

ちょっと季節外れですが、編みもの全般に通じる話なので。。。

棒針で始めてマフラーを作った時の話。
小学生の頃だったと思います。欲しくもないのに、はじめはマフラーで練習しなさい!と押しつけられたような・・・。

きちんと身につけられるようなものができたのは、2作目だったと思います。記憶に残る、記念すべき1作目は・・・最初は目が「キツキツ」で、徐々に「ゆるく」なっていき、最初と最後で仕上がり幅が10cmくらい差ができてしまいました(編みものあるある…)。

人によってだと思いますが、始めて棒針編みをする場合、ありがちな失敗は、この「ずっと同じ編み加減で」編めず、仕上がりの幅が変化していってしまうこと。

筆者の場合は、最初はキレイにきっちり編もうとして、一針一針「キュッキュッと」編んでいたのですが、そのうちに「手が慣れて」きて、肩の力が抜けて「スッスッと」編むようにしてしまった結果、最初は固くキツイ編み目で、途中から緩くなっていき、10cmくらいの差ができてしまったんです。見た目にも編み目がどんどん緩くなっていってきているのが分かりますから、なんとも「不細工な」マフラーになりました。

また、筆者の友人の場合、最初がゆるくて、後半きつくなっていったというパターンもありました。

・・・初心者にとって、「均一な編み目」を作り続けることが、最初の関門なんですね。

でも、これは慣れれば解決する問題です。しかし、最初から上手く編みたい、と思うなら、オススメは棒針の号数を複数買うこと。

例えば、6号針で編むなら、前後も5号と7号も買っておく。最初は6号で編み始めて、目が緩くなってきているな、と気付けば(見た目にも分かるし、10段おきくらいで幅を測ってみてもよい)、5号針に変えれば、編み目が小さくなりますし、逆にきつくなっていったなら、7号針に変えて、緩くすればよい。
単純なことですけど、意外と効果があります。それに、自分の「編み癖」もわかりますしね。

棒針編みというのは、毛糸の柔らかい質感を生かすためにも、編み目はきつすぎても緩すぎても、美しい仕上がりにはなりません。細い糸で、例えば3号針ぐらいで編む糸とメーカーが指定している糸を、10号針に「あえて」編むという手法もありますが、これはキレイに編み上げるのは、かなり高度な技術をよ要します。

始めて編むなら、6〜8号針くらいが編みやすいでしょうね。
ふっくらと、「手編み感」のあるマフラーを編んでみてください。

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