世界の手仕事に出会う博物館〜杉野学園衣裳博物館

update:2019/07/24

世界の手芸が見られる博物館。
実物を見るというのは、写真ではわからなかった発見がありますね。

今回は「杉野学園衣裳博物館」。

東京都品川区上大崎4-6-19
https://www.costumemuseum.jp/

目黒駅から徒歩10分程度、ドレメの杉野学園の構内にありますが、企画展などが開催されており、一般の人も入館が可能です。

博物館の設立は1957年。60年以上の歴史があって、コレクションも西洋衣裳を中心に、着物や十二単などの女房装束、世界各地の民族衣装の他、ファッション画・スタイル画など約14000点におよぶ服飾資料を収蔵しています。

フロアは3階まであって、見応えは十分。
通常、常設展では、テーマを決めて館蔵品を展示するスタイルをとっており、定期的に展示替えがあります。

ちなみに、現在の「2019年度前期 館収蔵品展」では、1Fが19世紀末~20世紀初頭の女性服、2Fがシャネル・サンローラン・バレンシアガ・ジバンシーの1950年頃~2012年のジャケット、3Fが創設者・杉野芳子により収集された資料の展示となっています。

とにかくコレクションが膨大ですから、一度に展示されるものはごく一部。従って、展示替えの度に何度でも足を運ぶ必要があります。
コレクションの中心である西洋衣裳は、まさに絵画や映画の世界のような華やかさ。
実物で見ると、じっくり見ても飽きがこないほどの、繊細で高度な技術が詰まっています。

そして、アンティークドレスのデザインの素晴らしさにもうっとりです。
何度でも行きたくなる博物館でしょう。
 

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