update:2019/05/24
世界の手芸が見られる博物館。
実物を見ることは、なによりの勉強になりますし、楽しいですよね。
今回は「文化学園服飾博物館」。
東京都渋谷区代々木3-22-7
https://museum.bunka.ac.jp/
新宿駅から徒歩10分くらいでしょうか。文化学園内にあって、平日の開館中は誰でも入場できます。
この博物館の特徴は、日本では数少ない「服飾専門」博物館ということ。
年に4回程度企画展も開催されており、一年中、何度でも通いたくなる博物館なのです。
ちなみに、博物館としては1979年に開館されていますから、それなりに歴史もありますよ。
専門博物館であり、母体が文化学園ということもあって、服飾関係のコレクションは相当数で、世界中の服飾、染織品に及んでおり、現在も収集を続けています。
日本のものとしては、能装束や武家の衣裳の他、近代の宮廷服などが知られており、中でも実際の皇族の方々(天皇・皇后両陛下も)が着用された衣裳なども含まれています。他に、正倉院などの名物裂も。
さらに特筆すべきはヨーロッパの衣裳。18世紀のロココ時代から20世紀にかけてのドレスを多数所蔵しており、華やかな宮廷文化やアールヌーボーの衣裳、20世紀のオートクチュールまで揃えています。
他にも、中国や朝鮮をはじめとする各地の民族衣装や装飾品など、挙げれば切りがありません。
とにかく、多くのコレクション有していますので、全てを一堂に展観するわけにはいかず、定期的に企画展として展示替えをしているのです。
ぜひ、何度でも足を運んでください。
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