徒然。。。編み物をしながら思うこと

update:2019/08/28

昨日の編み物の本を紹介しながら、ふと思い出したことを。。。

基本、ニードルワークが大好きな筆者。常時、レース編みに刺しゅう、ニットなど、同時期に複数の手芸作品を手に掛けていて、その日の気分で何をやるかを決めています。

いつやるかというと、一番は夕食後、テレビを観ながら。
忙しかった一日の、夜寝る前のちょっとの時間ということもあります。

その日の気分というのは、例えば、クロスステッチや複雑な模様編みではない編み物などはテレビは見ながらでもガンガンできる。一方、本格的なヨーロッパ刺しゅうとか、手の込んだ模様編み、レース編みなどは、手元から目が離せないため、なんとなく音だけでOKなもの以外は「ながら」は不可ですね。

当然、「ながら」でやっているときは、テレビや音楽を聴いていたりするので、手芸をしながらなにかを考えていることはないです。
クイズ番組なら、普通に問題を答えながら、手を動かしたりしていますし、野球を見ているなら、実況中継に合わせて、手元とテレビと交互に…という感じ。

要するに、筆者は手芸をしながら「なにか」を考えるタイプではありません。

なぜこんなことを書いているかというと、昔、男性の同僚(編集者)に、「編み物をやっている女性がコワイ」と言われたことを、ふと思いだしたから。
手芸好きの筆者にしては、突拍子もないことを言う人だなと思いましたが、本人は至って本気の様子。。。その人といえば、アート誌の編集をやっていたときの同僚なので、手仕事にも理解を示しても良さそうなものなのに???

その人の言うことには、ご自身の母親や妹さんのことを思い浮かべて「編み物を黙々と、長時間やっている様子が、何考えているか分からなくてコワイ」のだそうだ。

その時にも、筆者はその人に「何も考えてねぇ〜よ」と心で毒づきながら、「一針一針、相手を想って編んでいるとでも思っているのですか?」と聞いたら、「それを想像したら、益々コワイ…」だって。「ほっとけよ」という感じですよね。

ちなみに、筆者は基本的に編みものは「ながら」が多いから、テレビの内容とか、編み物のこと(例えば、あと二段で減目だなぁとか)しか考えていませんよ。編み物しながら、夢想に耽ったり、明後日方向を見ている人なんて、いるんですかね…と答えておきましたけどね。そんなの、ステレオタイプの少女マンガみたいじゃないですか。乙女の時代にも筆者は経験ありませんよ(笑)。

テレビを付けずに編み物をすることだって無いわけではありまえせんが、そういうときって、むしろ「何も考えたくないとき」が多いですね。
仕事でへこんだときとか、無心で針を動かし、気が付くと時間がたっていて、心もなんだか穏やかになっている感じ。。。

そんな静かな時間の過ごし方を、遠目で「コワイ」なんていう男性がいたことに、驚きとともに、なんか記憶の片隅で忘れられないでいる筆者。
みなさんは、何を思って編み物をしますか? もし、傍らに男性がいたら、たまに声を掛けてあげるといいのかもしれませんよ(笑)。
 

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