かわいい・大好き!サンボンネット・スー

update:2019/08/26

パッチワークの世界では、もっとも有名なキャラクターというか、モチーフなのが「三本ケット・スー」ではないでしょうか。
サンボンネットと呼ばれる帽子を深くかぶり、ワンピースにエプロンの姿。

パッチワークにおけるアップリケのモチーフの定番として知られていますが、原画といわれているものがあります。19世紀イギリスの絵本作家・挿絵作家のケイトギリーナウェイが田園風景に遊ぶ子どもたちを描いた絵の中にいたとか。

顔が見えないので、多くの人が描きやすかったのかもしれません。その後、刺しゅうやアップリケの図案として、多くの人々が描くようになったと言われています。

20世紀に入ると、アメリカのキルトデザイナーの先駆け的な存在であるマリー・ウェブスターがサンボンネット・スーをアップリケし、大流行しました。そして、現在は世界中のキルトファンが愛するデザインとなったのです。

筆者も、その名前を知らない子どもの頃から、このデザインのカントリー調の雑貨などが好きでした。パッチワークに興味がない方でも、見たことがあるという方が多いと思います。

実際、大きなキルトの展示会などに行くと、必ずと言って良いほど、サンボンネット・スーの作品を見かけますね。モダンなもの、和っぽいもの、伝統的なカントリー風なものなど、サンボンネット・スーは、日本のキルターの創作意欲も掻き立て続けています。

そんなサンボンネット・スーですから、本はたくさん発刊されています。
いつの時代にも愛されているデザインですから、古い本でも新しい本でも、気に入ったものを買えば良いと思いますが、今回は2017年に発刊され、今月に改定版が発刊される人気の本をご紹介しておきます。

〈ブティック社〉加藤礼子 サンボンネット・スーのアップリケキルト【改訂版】

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定番のタペストリーやバッグの他、着せ替え人形や小物入れなど、可愛い、作りたいものが胃一杯です。改定版では新作2点追加が追加されました。著者の加藤礼子さんは、人気キルターの斉藤謠子さん主宰「キルトパーティ」でスタッフだった実力者。
おすすめです。
 

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