かぎ針派?棒針派?編みものの楽しさはそれぞれ

update:2020/03/04

編みものをやってみたい!
では何から始めましょう!
それに、かぎ針と棒針って何?
 
大雑把に言うと、編み物は「かぎ針」を使って編むか、「棒針」かの2種類がメイン。
その違いにピンとこなくても、たとえば「初めてならかぎ針がいいね」、「棒針はちょっと初めてでは難しいよ」と言われたことがあるかもしれません。
 
でもそれは、初めてさんが大人か子どもかによっても違うかも。確かに、子どもならかぎ針から始めたほうがいいと思います。実際、筆者も小学校低学年くらいから始めましたから、最初はかぎ針。棒針にあこがれていましたけど、母親に「まだ早い」「まだ危ない」と言われて、初めて棒針にチャレンジしたのは小学校6年生だったのをはっきりと覚えています。

 
しかし、テクニック的に考えれば、別にかぎ針が初心者向きで、棒針が上級者・・・なんてことはないと思います。ただ、棒針は先がとがっているので、目をつついたら危ないとか、そんな程度の理由で、小さな子どもには無理、というだけの話。それと、かぎ針は一目ずつ編んでいくとき、目が飛びにくい、一方の棒針は、1本の針にたくさんの編み目をかけていきますから、うっかり一目をとばしたりして、編み目が狂っていきがちなんですね。
 
ですから、大人になってチャレンジするなら、どちらからでもいいと思いますよ。別に、単純にまっすぐ編むだけなら、棒針もかぎ針も対して難しくありませんから。それより、何を編みたいかで決めた方がいいですね。
 
たとえば、マフラーを編みたいなら、棒針がいいですよ。かぎ針だと、とても細い糸を選ばない限り、厚手でごわごわしたマフラーになってしまいます。

 
ちなみに、編みやすい太さというのもありますね。
糸は中太くらいが、さくさく編めて、編み目もよく見えるからあまり狂わずに、編みやすいと思いますよ。
棒針もかぎ針も号数がたくさんありますが、8号前後の棒針、6号前後のかぎ針は最初の針としては、おすすめできます。
 
そして、それぞれの針で初めて編む場合のおすすめアイテムも書いておきましょう。

棒針はマフラーが定番。真っ直ぐ、好きな長さに編むだけ。がんばれる人なら、模様編みをしてもいいし、途中で色を変えてもいいし、シンプルに表編み1種類の編み方(ガーター編み)で編んで行けばいい。
一方、かぎ針なら最初は帽子はどうでしょう。太い糸で編めば、すぐに完成。メンズでもレディースでも簡単です。
 
とにかく、初めてさんなら、かぎ針でも棒針でも、複雑なデザインではない小物を、できれば太い糸で、とにかく完成させることが大切。
 
かぎ針でも棒針でも、それぞれコツがあって、それぞれきれいに仕上げるには練習が必要ですから、まずは、簡単なものからチャレンジしてみてください!
 
 
(2019年5月1日初出、2020年3月04日改訂)
 

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