update:2019/07/05
世界中にある“伝統”の刺しゅう。
ここでは、旅気分で、世界の刺しゅうをかる〜く(知的)収集していきます。
いつか行く旅のためにぜひ。
今回は、イタリアの「カサルグイディ」です。
イタリア・トスカーナの街カサルグイディの伝統の白糸刺しゅうが「カサルグイディ」。
最近、この刺しゅうの本が発売されて、にわかに注目されるようになりました。
〈マガジンランド〉イタリア伝統の立体刺繍カサルグイディ
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中古価格 |
このカサルグイディの特徴は、一つが白糸、そして、芯を入れてぷっくりと膨れるように刺しているところ。ですから、白1色で清楚な印象であるにもかからわず、存在感があって豪華な刺しゅうとなっています。
また、衣類というより、バッグやテーブルクロス、クッションなどに刺しゅうされることが多く、タッセル(縁飾り)と一緒に飾られることの多い刺しゅうです。
最盛期は19世紀。
ちなみに、カサルグイディは、フィレンツェの北西部で、かのレオナルド・ダ・ヴィンチの出身村であるヴィンチ村にも近いですから、合わせて行きたいところですね。
また、紹介した本の著者である東城祥子さんは、日本アートクラフト協会でこのカサルグイディの教室を開催しています。
日本アートクラフト協会 https://jaca-escargot.co.jp/
旅に出るのも良し、本で試すのも、教室に通うのも良し…選択肢があってうれしい限りです。