update:2019/06/17
繕いもの…というと、“母さんが部屋のすみでチクチク。。。”という時代劇的イメージがありませんか?
それとも、子ども服の時、膝小僧がすり切れて穴を開けてしまったズボンに付けたアップリケ?
それは、ひょっとしたら世界共通かもしれません。
なぜなら、イギリスにも「ダーニング」と呼ぶ、衣類の穴あきやすり切れやシミを修繕する針仕事があるからです。
それは、刺しゅうやアップリケではありません。
糸を織るように渡したりくぐらせたりしていくだけ。
ソックスやセーター、Tシャツも、お気に入りを自分のセンスで新たに色づけするイメージです。
今静かなブームのダーニングを日本で広める活動をしているのが、イギリス在住にニットデザイナー野口光さん。
それを分かりやすく説明した本があります。
〈日本ヴォーグ社〉野口光の、ダーニングでリペアメイク
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本書では、Tシャツやバッグ、ショール、セーター、シャツ、デニム、ジャケットなどなど、幅広い素材に、63パターンのダーニングを紹介しています。
これが、想像以上に愉しい。やるのも楽しいし、仕上がったモノを見るのもうれしい。
モノを大切にするというのは、日本人の伝統。でも、イギリスからも教えてもらうというのも、なんだか心温まる手仕事で良いですね。
追記。。。
ダーニングに必須のマッシュルーム。キノコの傘を使って生地をピンと張り、繕いをするのです。イギリスの裁縫道具ではお馴染みで、アンティークのものはコレクターアイテムになったりしています。
〈クロバー〉ダーニングマッシュルーム
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