徒然。。。本屋さんと手芸店で本を見ること

update:2019/10/15

今日は連休明けということで、まったりと、とりとめのない手芸雑感です。
 
さて、皆さんは、どこで手芸書をお買いになりますか?
 
最近では、ネットショップが主流でしょうか?
(当サイトでも、積極的にご紹介していますが)
 
それも、無理がないと思います。世間的には、書店は逆風が吹き荒れていて、小さな書店は閉店が続々。しかも、手芸書のコーナーなんて、大型店でないとほとんどスペースが設けられていないほどですから。
(料理のコーナーの片隅にある程度というのも、少なくないですね)
 
それでは手芸店では?というと、これも心許ないのですよ。
そもそも、手芸店も激減しています。筆者が子どもの頃には珍しくなかった、街の小さな個人経営の手芸店なんて、本当に見かけなくなりましたしね。
そこそこ大きなチェーンの手芸店でも、書籍コーナーは小さい。。。
 
それこそ、筆者の会社員時代(手芸書の出版社にいました)は、手芸書といえば、主力の販売先は手芸店で、書店ではあまり動きがなかったものですが、最近では、手芸店のほうが、書店よりさらに本が少ないのではと思ってしまうほどです。
 
では、現在はどこで?という問題ですが、現在は書店のほうが総合的に見れば、手芸書は多いと思います(大きな店舗に限りますが)。
 
最近では、手芸書が強いと言われている出版社だけでなく、いろいろな出版社から手芸書が出ていますし、分冊百科(週一とかで、材料こみで販売されているボックス型の雑誌)の手芸書もあります。むしろ、昔より手芸書そのものの種類は多いのではないかと思うくらいなのです。
 
ただし、全般的に言えることは、ビギナー向け、カンタンな手芸の本が多いということ。
骨太な本はめっきり減りました。。。
 
そういう時代なんですかね。
ですから、筆者などは、骨太な、素敵な手芸書を見かけてしまうと、店頭から消える前にと、急いで買ってしまいます(店頭から消えるのも早いんですよ。。。これも、最近の傾向?)
 
薄利多売で、本を売る時代になってきたんですかね。
自転車操業で、とにかく、数を作って(部数は少い)、さっと売って、次々新刊を出す。。。みたいな。
 
同じような本が増えてきていて、コアな手芸ファンとしては、寂しさも感じます。
 
…で!ついつい洋書に走ってしまったりして、やはりネットが一番便利だなぁという感じになりつつあります。
本は手に取って買うのが一番ですが、筆者ぐらい熟練になると(笑)、ジャケ買いを恐れませんし。。。
 
…ちなみに、現在は電子書籍も増えてきましたが、手芸書に関して言えば、あまりおすすめできませんね。だって、実物大図案とか型紙とか、自分で実物大に出力しなければなりませんからね。結構大変です。筆者はA3まで出力できるプリンターを使っていますが、それでも、何枚かつぎはぎしてりして、大変。そもそも、電子書籍は紙に出力するのに向いていないし。
 
ということで、やっぱり本は紙がいいですね!
いいなと思ったら、買っておきましょ!
 

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